NHK学生ロボコン2025で優勝しました!

ご報告
東京大学RoboTechは6/8(日)に行われました「NHK学生ロボコン2025」で優勝しました!
決勝戦では、昨年まで3連覇の豊橋技術科学大学を7対3で打ち破り、8/24にモンゴルで開催される「ABUロボコン2025」への切符を手に入れました。
ルール紹介「ROBOT BASKETBALL」
今年の競技課題は、「ロボットバスケットボール」。1チーム2台のロボットがフィールドを駆け回りながら、ドリブルやパス、シュートを繰り広げていきます。
2チームが赤コートと青コートに分かれ、オフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)を交互に繰り返しながら、得点を競い合う形式です。
2ポイントシュートと3ポイントシュートに加えて、ジャンプしたロボットが高い位置からボールを落とす「ダンクシュート」では7点獲得できます。
ディフェンスがファウルしたときにも点数が入るため、慎重な守備も求められます。
オフェンスの時には、ドリブルをしてから相手側のコートに入るか、味方の機体にパスをしなければいけない点も、今回のルールの特徴の1つです。
ABUロボコンのルール紹介動画もぜひご覧ください!
RoboTechの機体紹介
「震天」と「動地」の2機体が出場しました!
震天
天を震わす力強いシュートが得意なロボット!

正確な3ポイントシュートはもちろん、「動地」にパスをつなぐこともできます。
素早いドリブルもできるので、戦術の幅が広がります!
相手のシュートを防ぐブロック機構と、ドリブルを妨害するスチール機構も特徴です。

動地
地を動かすような高いジャンプが得意なロボット!

ジャンプをして、ダンクシュート(7点)を決められます。
ゴールから離れたところにいても、相手の機体を超えて3ポイントシュートも決められちゃいます。
ドリブルをすることも、「震天」のパスをキャッチすることも、相手のシュートを妨害することも出来ます。

試合結果
リーグ形式の予選2試合のあと、予選リーグを勝ち上がった8チームによる決勝トーナメントがおこなわれました。
予選第1試合 (vs 大阪大学)
「震天」が2回の3ポイントシュートを決めた上、着地は失敗したものの、「動地」も見事にダンクシュートを決めました。
合計得点は13点と、大会最高得点をマークして勝利しました。

予選第2試合 (vs 工学院大学)
安定した「震天」の3ポイントシュートが2度決まり、相手のファウルによる2点と合わせて8点を獲得し勝利。

予選第1試合の結果と合わせて、予選1位で決勝トーナメントへの進出を決めました。

準々決勝 (vs 東北大学)
「震天」が2回の3ポイントシュートを失敗してしまいましたが、「動地」の攻撃でファウルを受け2点を獲得。
「動地」はドリブルを成功させてシュート手前まで達したものの、試合時間終了でシュートは決められませんでした。

しかし、最後までリードを守り抜き、2対0で勝利しました。
準決勝 (vs 長岡技術科学大学)
前の試合で失敗していた「震天」の3ポイントシュートは3回連続で成功。

相手の攻撃もブロック機構で防ぎきり、9対0で決勝戦へ駒を進めました。

決勝 (vs 豊橋技術科学大学)
大会3連覇中の豊橋技術科学大学は、昨年の決勝戦でも敗北した因縁の相手です。
序盤の「震天」の3ポイントシュートは豊橋の背の高いブロックに阻まれ2回連続で失敗。その後豊橋には3ポイントシュートを決められてしまいました。

東大は逆転を目指して、ダンクを試みるも、着地に失敗して転倒。しかし、ジャンプ中のファウルが認められて、7点獲得し逆転します。

転倒によって機体は大きく損傷してしまったものの、必死のディフェンスで最後まで守り切り、7対3で勝利。
5年ぶりとなる「NHK学生ロボコン」優勝を果たすことができました。

8/24には、日本代表として、「ABUロボコン2025モンゴル・ウランバートル大会」に出場します!
最後に
NHKロボコンの王座奪還を目指して、1年間努力を積み重ねた結果、見事に優勝を勝ち取ることができました。
ここまで活動を続け、勝利を重ねることが出来ましたのは、皆さんの応援とご支援のおかげです。本当にありがとうございます。
今度はABUロボコンという世界の舞台で再び優勝を勝ち取れるよう、引き続き開発に全力で取り組んでいきます。
ABUロボコンでの応援、そして、これからの活動へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

是非 RoboTech 支援基金 Web サイトより RoboTech へのご支援をお願いいたします。
RoboTech 支援基金 Web サイト
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