ABUロボコン2025で優勝しました!

ご報告
東京大学RoboTechは8/24(日)に行われました「ABUロボコン2025」で優勝しました!
6/8に行われたNHK学生ロボコン2025での優勝に続き、ABUロボコンという国際大会の場でも優勝を勝ち取ることができました!
これは、ひとえに、日頃から応援してくださっている皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

ABUロボコンとは
ABUロボコンは、アジア・太平洋地域の学生が参加する国際的なロボットコンテストです。毎年異なる開催地によってテーマが設定され、その年のルールに基づいて、ロボットを設計・製作し、競技を行います。
NHK学生ロボコンでもABUロボコンと同様のテーマで競技が行われ、NHK学生ロボコンで優勝したチームがABUロボコンに出場することができます。
ロボットバスケットボール
2025年のテーマは「ロボットバスケットボール」で、各チーム2台のロボットが協力してバスケットボールの試合を行います。
2チームが赤コートと青コートに分かれ、オフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)を交互に行い、制限時間内により多くの得点を獲得したチームが勝利となります。
通常の2ポイントシュートと3ポイントシュートに加え、ジャンプしたロボットが高いところからボールを落とすダンクシュートで7ポイント獲得できます。
攻撃の際には、ドリブルかパスが必要になる点も、今大会の特徴的なルールです。
ルール紹介動画も合わせてご覧ください。
モンゴル・ウランバートル
今年のABUロボコンはモンゴルのウランバートルで開催されました。モンゴルは広大な草原と遊牧文化で知られている国で、首都ウランバートルはモンゴルの政治、経済、文化の中心地です。

市内中心部にあるASAアリーナで大会が行われました。

試合結果
予選リーグ
予選第1試合ではスリランカと対戦しました。 「震天」の3ポイントシュートや「動地」のダンクシュートが決まり、13対0で勝利しました。


予選第2試合ではマレーシアと対戦。
一度目のシュートは失敗したものの、続けて3回のシュートを成功させ、相手の違反と合わせて14対0で勝利しました。
準々決勝 (vs インド)

「動地」のダンクの失敗が重なり一度は3対6と追い込まれる状況になりました。しかし、安定した「震天」の3ポイントシュートが決まり、ファウルと合わせて8対6で逆転勝利しました。
準決勝 (vs ベトナム)
お互いに3ポイントシュートを決めあう、一進一退の攻防を繰り広げました。相手のパスの失敗もあり、最終的に12対9で勝利しました。
決勝 (vs 香港)
昨年度の大会でも優勝した香港。ABUロボコンでもかなりの強豪の一つです。
試合序盤の攻撃では、「震天」の3ポイントシュート、「動地」のダンクシュートが立て続けに失敗。相手に6点のリードを許してしまいます。
その後は3ポイントシュートを決めるも相手もまた3ポイントを決め、6点ビハインドのまま東大の最後の攻撃ターンを迎えます。
決勝トーナメントでは一度も成功していない「動地」のダンクシュートに果敢にトライ。これが成功し、相手のファウルと合わせて12対9と大逆転を決めます。
このままリードを守り抜き、見事優勝を手にしました。





最後に
5年ぶりのABUロボコン出場と優勝、対面での大会では20年ぶりの優勝をつかみ取ることができました。
今大会に向けて1年間開発を続けてきた部員たち、ロボット製作に関する技術を教えてくださったり技術の向上に努めておられた先輩方、日頃の活動においてサポートしてくださる教職員の皆様、OB・OGや保護者はじめ現地やオンラインで熱烈な応援を下さった方々、そして私たちRoboTechに多大なるご支援を頂いておりますご支援者の皆様、たくさんの方々の思いが、このように優勝という形で結実したことを心より嬉しく思います。
改めて、RoboTechを応援いただいております、すべての皆様に深く感謝申し上げます。
今後も、NHKロボコン・ABUロボコンの連覇に向け、部員一同、精進して参ります。
引き続き、RoboTechへのご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご支援のお願い
RoboTech 支援基金 Web サイトより RoboTech へのご支援をお願いいたします。次年度以降のNHKロボコン・ABUロボコンの開発にかかる費用のほか、新入生の教育に必要な物品の購入、設備の維持管理などに充てさせていただきます。
一定以上のご寄付をいただいた方には、ユニフォームなどささやかながらお礼の品をお送りいたします。
RoboTech 支援基金 Web サイト
※基金を通じた寄付は税制上東京大学への寄付となります。個人の方は所得税などの控除を受けることができ、法人の方は寄付額の全額を損金に算入することができます。